わり算の教え方C 〜 わり算の筆算 〈その2〉 〜

紙とエンピツわり算の筆算攻略法!

 さて、前回はわり算の筆算をタイル配りに合わせて説明しました。
 ここで、筆算の手順をまとめます。

  大きい方の位から、 

  たてる→かける→ひく→おろす の順に

  分けられなくなるまでくり返します。

 この「たてる→かける→ひく→おろす」の4拍子の手続きは子どもが覚えやすく、わる数のケタが増えても通用します。

 4年生のわり算では、「÷2ケタ」が出てきて一段と難しくなります。
 ケタ数が増えて難しいのは、商(わり算の答)の立つ位置がどこかがわからなくなること。そして、どれくらいの商を立てたら良いのかが見つけにくくなることです。
 実はここでつまずく子どもが大勢います。問題の型分けをしてていねいにステップを踏んでいかないとわり算が苦手になってしまいます。でもきちんと系統的に学習すれば、わり算の計算の心地よさが好きになり算数に自信がつく子も多いのです。また、わり算がしっかり習熟できていると、小数のかけ算、わり算もそれほど難しくはないでしょう。
 では、「水道方式」ではどのような方法でわり算の筆算を教えているかを一部、ご紹介しましょう。

 

  「お母さんの算数教室〜わり算」資料 (田中恭子さん作)より

 

 

warizan_hissan_oyo1.jpg

 商の立つ位置を決めるには、

「指かくしの術」

 を使います。
わられる数の最も大きい位に注目させるため、右側の位を指で隠しておきます。そして分けられるならば○、分けられなければ×をし、さらに右隣の位まで指をずらしていきます。こうして始めに商が何ケタになるかを決定します。

 

  warizan_hissan_oyo2.jpg

 

÷2ケタも同じです。商の立つ位置を 「指かくしの術」で決定します。
ここでもタイル配りで考えてみましょう。3枚のタイルは25に分けられないから「38本」に直して分けることになります。
  warizan_hissan_oyo3.jpg


 今度は、どのくらいの商を立てたら良いか、見当をつけるための方法です。これには

 「両指かくしの術」

 を使います。
だいたいの見当は立ちます(仮商)が、「かける→ひく」をやってみないと本当の商かどうかがわかりません。もし大きすぎたら1つずつ商を減らして同じように確かめていきます。

注意しないといけないのは、「あまり」がわる数より小さいかどうかです。それを確かめてOKなら商を決定できます。 

  warizan_hissan_oyo4.jpg

 

 「0」の入ったタイプは間違いが最も多い型です。混乱するお子さんは、0の計算のところも省略せずに一つ一つ書いていくことをおすすめします。

  warizan_hissan_oyo5.jpg

 

 このタイプは、教科書の欠陥がもろに影響して、子ども達が戸惑う型です。大事な要素を抜かさず教えることの大切さをつくづく感じます。

 

 

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